ニキビに使う漢方
私は中学時代から去年辺りまでずっとニキビに悩んできた。ほぼ毎日新しいニキビができ、肌はデコボコで毎日鏡を見るのが嫌だった。
その中で色々な塗り薬や化粧水、飲み薬、美容皮膚科でのピーリングやレーザー治療など試した。ディフェリンゲルやベピオゲル、プロアクティブにビタミン剤などなど片っ端から使ってみたが、一向に良くならなかった。最後の希望を託して漢方薬を試し、一ヶ月経った頃に、母親に最近肌がきれいになったねと言われた。さらに服用を続けると、自分でも明らかにニキビができにくくなっていることに気づいた。あれだけ悩んでいたニキビが生理前以外にはできなくなっていたのだ。
その時調べた知識を紹介したいと思う。
ニキビに効果のある漢方として、いくつかあげていこう。
まずは十味敗毒湯。こちらは体力中程度で繰り返すニキビ、とくに化膿性のものによく用いられる。
2つ目は防風通聖散。こちらは体ががっしりしていて、のぼせ気味、便秘がちな人向きだ。この薬はナイシトールという商品名で市販で販売されており、肥満に用いられることもある。ただし、この漢方は体を冷やす作用があるので、体力がない人や冷え性の人にはおすすめしない。
3つ目はヨクイニン。こちらは肌荒れ、水いぼなど肌トラブルに昔から用いられてきた。体内の水分を整えてくれる作用がある。
その他に、ホルモンバランスが影響している場合は、当帰芍薬散や桂枝茯苓丸が処方されることもある。また、生理不順の方で低用量ピルを服用したらニキビも改善したという話も聞く。
上記が代表的なものだが、この他にもさまざまな漢方薬が使われる。
ちなみに私が今使用しているのは十味敗毒湯とヨクイニン、ベピオゲルの組み合わせだ。
ベピオゲルで毛穴を詰まりにくくし、漢方でできてしまったニキビの治りを早くする。
あとは、生活習慣を改善することも重要だと思う。加工食品をなるべく控え、睡眠をしっかり取るようにしたら、以前より肌質が改善した気がする。