harunonichijoの日記

アラサー薬剤師の日常雑記

アニメーター薬剤師

 私の友達に、薬剤師の資格を取ったあとにアニメーターになった子がいる。彼女は大学在学中もずっと同人活動をしていて絵を書くのが好きな子だった。
 その子は大学で2年のときに期末試験で落ちて、1年学年が違うのだが、とてもおもしろい子なのでずっと仲がいい。すごく要領がよく、卒試も国試もバイトや同人活動をこなしながらスルーした子だ。私はシングルタスク派なので、そういう器用さが羨ましい笑
 彼女は、大学で留年が決まった時点で声優の専門学校に通いだした。薬学部在学中にそんなことができるのかと正直驚いた。でも、自分のバイト代で通っていたし、人生限りがあるんだからと自分のやりたいことをとことんやり尽くすその姿勢は少し憧れだ。声優の方は、仕事に縁がなかったのか専門学校の終了とともに諦めていた。
 薬剤師国家試験通過後、すぐに彼女はアニメーターの会社に面接に行った。そして未経験だったが採用された。
 アニメーターになって、「アイドリッシュセブン」や「やがて君になる」のなどの動画を作るったそうだ。会うたびに、近況報告をしてくれて、上司のゴルゴみたいなおっちゃんが隣の席でよく切れてる、原画があがってくるのがギリギリすぎる、みんなコミュ障すぎる、などなどアニメ業界の裏側をたくさん教えてくれた。
 結局、アニメ業界の人と気が合わなかったのと残業の多さと給料の低さから、その子は現在ウェルシアの薬剤師になっているが、自分のやりたいことに臆せず挑戦するスタイルは本当に尊敬する。