花粉症に使う漢方
2月に入り、鼻がムズムズしたり、目や肌が痒くなったり、喉が痛くなったりするようになってきた。毎年この頃になると同じ症状が出てきて、花粉が飛んでいるのを感じ始める。私はまだ軽症の方だが、ひどい人は肌が真っ赤になったり、目が開けられなくなるという。
今回は花粉症に用いられる漢方を紹介しようと思う。
○小青竜湯
花粉症に使われる代表的な処方。くしゃみや透明な鼻水がでる。
手足が冷えている。お腹がぽちゃぽちゃ音がすることがある人に。
○麻黄附子細辛湯
小青竜湯が効かない、手足の冷えが強い人に。体力がない人や高齢の方の風邪にも使われる。
○十味敗毒湯
湿疹、肌荒れなどの皮膚症状が強い人に。
ただし、小青竜湯、麻黄附子細辛湯は麻黄を含むため、生理中の人や妊婦さんは控えたほうがいいだろう。
私は皮膚症状がひどかったので十味敗毒湯と、抗アレルギー薬を併用している。
すぐに症状を抑えたい場合は、抗アレルギー薬を飲むのが手っ取り早いが、体質改善をして花粉症を軽くしたい方は近くの漢方薬局や漢方医に相談ください。