harunonichijoの日記

アラサー薬剤師の日常雑記

疲れ、倦怠感、無気力に使う漢方

 疲れが取れなくて、やる気が出ない。何もしたくない、なんとなく胃腸が調子悪い。誰しもそんな時があるだろう。
 そんなときは、「補中益気湯」をおすすめする。こちらの漢方は名前の通り気を補ってくれる作用がある。夏バテや病後の体力回復にも使われる。私も仕事で疲れてベッドから動けなくなった際に服用したらちょっと動けるようになった。

 さらに、胃腸の症状はないが貧血気味で疲れがある場合は「十全大補湯」をおすすめする。こちらは気と血を補ってくれる作用があるため、貧血で疲れやすい人には適している。ただし、地黄という成分が含まれているため、胃腸が弱っている人には不向きだ。

 体の弱い子供の体質改善には「小建中湯」が用いられることが多い。寝汗、動悸、腹痛、冷え、夜尿症などの症状が見られる際に効果を発揮する。この漢方は子供だけでなく、過敏性腸症候群の人や虚弱体質の大人、生理痛がひどい女性にも用いられることがある。


気になる方は近くの漢方薬局や病院に相談してみてください。