生理痛に使われる漢方

　漢方と言えば、月経困難症によく用いられる。
例えば、当帰芍薬散は色白で、割と体が虚弱でむくみがある人。これは体の不要な水分を除き、水はけをよくし、血を補う薬だ。

　桂枝茯苓丸は体力がある人で、体が火照ったり、舌の色が黒っぽい人。この処方は一箇所に血が偏ったり、滞った人によく用いられる。

さらに、当帰芍薬散が効かない体力のない人には小建中湯。虚弱な小児にも用いられる薬だ。

　生理のときに精神不安があり、ヒステリックになる、便秘がちな人などは桃核承気湯。
ＰＭＳのイライラがひどい人や更年期の人向けの薬。

他にも、漢方の専門の先生たちは色々な処方を使い分ける。

　私は生理痛やPMSがひどく、とにかく色々な薬を試してみたが、未だに自分の体にしっくりくるものには出会えていない。
　自分の症に合わせた選択をするにはやはり専門の先生にお願いするのが一番だろう。
また、生理のときの出血がひどい人や精神が不安定になる人などは一度婦人科にかかるのもいいと思う。