harunonichijoの日記

アラサー薬剤師の日常雑記

体の冷え、温める漢方

 この季節、日本列島には寒気が入りこみ、雪が降って、冷えが強まっている。
 冷え性の人に多いのが、卵型の顔、色白、細い、声が小さくてぼそぼそしゃべるなどの特徴だ。そういった人は体の内側が冷え、胃下垂の可能性がある。
 そこで、体内を温める漢方を用いると体の内側から元気を取り戻すことができる。


六君子湯
体の冷えや貧血があり、胃下垂、みぞおちのつかえ、全身倦怠感のある人の食欲不振に使う。胃もたれ、胃痛、嘔吐にも用いる。



○真武湯
虚弱な人で、疲れやすく、全身の冷えがあり、下痢しやすい場合。慢性胃腸炎、胃腸虚弱、過敏性腸症候群などにも用いる。老人で新陳代謝が衰え、体力低下している人に使うこともある。



○大建中湯
体力がない人で、腹痛があったり、腹部膨満感がある場合に用いらる。おなかを温め、胃腸の働きを改善するため冷えて便秘があったり、腸の動きが悪く、お腹がふつふつする人にも使う。



小建中湯
冷え性、疲れやすい、胃腸が弱い、かぜをひきやすいといった虚弱体質の人向け。子供の夜泣きや過敏性腸症候群などにも用いる。
生理痛、貧血があれば当帰建中湯を使ってみてもいいかも


 漢方薬でなくてもショウガやシナモン、にんにく、ナツメなどは体を温める作用があるため、ふだんの食事に取り入れてみるといいと思う。

 今回紹介した漢方が気になる方は近くの漢方薬局や漢方医に相談してみてください。